ライネ ゲリドゥス 3 メテオライトとパープルグラデーションのスペシャルピースを拝見!
By : CC FanCNCを用いたユニーク文字盤とムーブメント表現を「俺のやり方」として確立した感じのあるライネ。
信頼性抜群の汎用ムーブメントユニタス(ETA6498)をベースとしたGelidus(ゲリドゥス)に加え、ヴォ―シェ社のマイクロロータームーブメントを用いてアンダー40mmのV38も加わり、好みに合わせて選べるようになりました。
昨今の新型コロナウィルスの影響でスイスもパニックではあるようですが、着実に成長しているようでライネ本人の他、新たに一人雇い、「学校」の建物からはもう少し広い工房に引っ越したとのこと、「ファイバーレーザー見せて!」の約束はまだ果たせませんが、その成果は「カリグラフィー」と「シグネチャー」という新しいムーブメント装飾として結果に表れています。
今回、ビッグカスタマー氏がゲリドゥス 3をベースにパープルとメテオライトを組み合わせた新しいピースをオーダーし、それが到着した!との報を受けて拝見してきましたのでレポートします。

ライネの文字盤表現として確立した感のある、CNCフライスによって一枚の金属板から数字・インデックス・装飾リングを一括で削り出す文字盤。
複数の表現・マテリアル・カラーを「組み合わせて」自分の作りたいオリジナルウォッチを作れますし、より明確なイメージがあれば「要相談」も可能です。
一部のハイテクコーティングなどを除いて、「自分で作る」ことによってロットや最小発注単位をあまり気にせず自由な表現で作ることができるのは最大のメリットでしょう。
この個体では外周部は、比較的濃色のパープル・グラデーションにポリッシュでメタルの輝きを出したブレゲ数字インデックス、センターにメテオライトが組み合わされています。
針も今までのシリンジまたはソードハンドに対し、V38で取り入れられたより立体的な針のゲリドゥス 3サイズのもの。

ユニタスを採用した腕時計でよく指摘されるスモールセコンドが外側に偏っている問題があります。
これは、もともと50mmぐらいの懐中時計ケースに入れたとき、ちょうど良い位置に4番車軸があるユニタスを40mm代のケースに入れるとスモールセコンドがどうしても外側に偏っているように見えるのが原因ですが、今回のものやゲリドゥス 3は内側と外側の処理を変えることによってあまり気にならないようにうまくデザインを確立した感があります。

シリンダーケース状だったケースサイドに「溝」を設けて平坦にならないようにした改善はゲリドゥス 3からの新しい表現です。
溝のエッジは手が切れるかも?と錯覚するぐらいのギリギリを攻めたエッジの立ち方。

リュウズ側にも同じ処理が。
ヘアライン仕上げのケースサイドとポリッシュされた「溝」の突合せで作られる境界部のエッジをブレなく仕上げているのは見事…

ムーブメント側も新しい表現のシグネチャー装飾のムーブメント。
複雑な形状を均一に彫れるのはコンピューター支援があってこそ。

ストラップも新しい、バベル(BABELE)レザーという種類に。
これは、イタリアのテンペスティ社が植物性タンニンのみを使ってなめしたフルベジタブルレザーで、素材自体は牛革とのこと。
従来のアリゲーターも選べますが、こちらはジーンズのようなイメージで、よりカジュアルに使えそうです。

オイルが多い?らしく、アリゲーターよりもしなやかな印象。
ステッチが目立つのでカジュアル味は強いです。

ライネの安定しつつも新しい表現を追求する姿勢と、ビッグカスタマー氏のセンスが良い感じで噛み合った作品でした!素晴らしい!
12時位置に名前のない「無銘」なのも最高です!(6時位置にLAINEと入っている)
関連 Web Site
Laine Watches - Independent watchmaker in Switzerland
https://www.lainewatches.com/
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