ビアンシェからセラミックを採用した「ウルトラフィーノ・トノー」の新作発表~素材、幾何学、ムーブメントをひとつの建築的構造としてとらえる時計製造哲学の追求

 From : BIANCHET (ビアンシェ)


ビアンシェ、ウルトラフィーノ・トノーをセラミックで表現~ディープブルーとホワイトで新たに表現された2つのモデル


ビアンシェはウルトラフィーノ・トノーのセラミックを取り入れた2つの新作を発表します。コレクションの特徴である彫刻的な造形美に現代の時計製造において最も高度な技術を要する素材のひとつ、セラミックを組み合わせています。セラミック素材を採用した一体型のトノーケースとビアンシェの超薄型自動巻きフライングトゥールビヨン、その色彩と光、そしてコントラストが、ウルトラフィーノ・トノーに新たな表情をもたらします。


ジュネーブ・ウォッチ・デイズで発表される2つの新作は、ブラックのアクセントを添えたディープブルー・セラミックと、ディテールにコバルトブルーのアクセントを持つホワイト・セラミックで登場します。同じデザインをベースに、対照的な表情を探求したモデルです。

ディープブルー・エディションでは、ブルー、ブラック、メタリックのトーンが繊細に変化し、ケース、ダイヤル、ムーブメント全体に奥行きのある洗練された表情を生み出しています。
一方、ホワイトセラミック・エディションは、より光を感じさせるグラフィカルなアプローチを採用。純白のセラミックにコバルトブルーの鮮やかな色彩を対比させ、印象的なコントラストを描き出しています。

その心臓部には、ビアンシェの超薄型自動巻きフライングトゥールビヨン・ムーブメントが搭載されています。これはスイス、ラ・ショー・ド・フォンの工房で自社開発され、職人の手作業で仕上げられ、組み立てまで一貫して行われています。


建築美を宿すセラミック
セラミックは現代の時計製造において広く使われる素材となっていますが、トノー型ケースに一体型ブレスレットを組み合わせた例はまだあまり見られていません。ウルトラフィーノ・トノーにおいて、この組み合わせが特に重要な意味を持つのは、流れるような曲線とシャープで幾何学的な立体感という特徴を持つビアンシェのデザイン言語が、ケースからブレスレットに至るまでセラミック素材の造形に反映されているからです。これによって、手首を包む彫刻的な造形美が途切れなく続くのです。


ビアンシェ ウルトラフィーノ トゥールビヨンホワイトセラミックケースとコバルトブルーのチタン製ムーブメント

ウルトラフィーノ・トノーにセラミックを採用したことは、素材、幾何学、ムーブメントをひとつの建築的構造としてとらえる、ビアンシェの時計製造に対する取り組みを自然に発展させたものです。現代の時計製造において、卓越した耐傷性と硬度そして独特の触感が評価されているハイテクセラミックは、ケースに従来使われてきた金属素材とはまったく異なる難しさを伴います。焼結後のセラミックが持つ極めて高い硬度は、加工や仕上げを格段に難しいものにします。精密なエッジと洗練された表面を実現するには、ダイヤモンド工具のみを用いて、切削や研磨などの工程を時間をかけて行う必要があり、そこには高度な専門技術が求められます。



ビアンシェにとって、この技術的な制約は、デザインの可能性を広げる機会となりました。ウルトラフィーノ・トノーの複雑な幾何学的造形は、サテン仕上げ、ポリッシュ仕上げの面取り面、そしてサンドブラスト仕上げのディテールが織りなすコントラストによって、より際立ったものとなっています。サテン仕上げを施した幅広い表面は光を受け止め、その輝きを柔らかく抑える一方、ポリッシュ仕上げのエッジは、シャープな反射によってケースの輪郭を引き立てます。
時計が手首の上で動くたびに、これらの異なる仕上げが光の表情を変化させ、黄金比に導かれたプロポーションによる造形の立体感と、その変化を浮かび上がらせます。その結果、意外なほど建築的な表情を持つセラミックが誕生したのです。均一なひとつの面としてではなく、光によってその姿を変える素材として造形されているのです。



現代的な色彩のコントラスト 2つのセラミックモデルは、それぞれの異なる色彩、コントラスト、そしてメカニカルな造形美で、互いを引き立てあう存在として構想されました。

ディープブルー・セラミックモデルは、互いに調和する複数の色調と質感を巧みに組み合わせています。サテン仕上げを施したブルーセラミックが全体のベースとなる色彩を担い、ポリッシュ仕上げの面取り面が光を異なる表情で受けることで、ケースの幾何学的なフォルムを際立たせています。そこにブラックのラバーシームとブラックPVD加工を施したUT01キャリバーが洗練されたコントラストを添え、さらに所々に見えるメタル製のパーツとルビーの軸受けが、光と色彩の新たなアクセントを生み出しています。



ホワイト・セラミックモデルは、それとは対照的なアプローチです。光を受けて輝くセラミックの外装が、コバルトブルーのPVD加工を施したUT01キャリバーを包み込み、ホワイト、ブルー、そしてオープンワーク仕様のムーブメントに見えるメタル製パーツとの鮮やかな対話を生み出しています。ダイヤル外周に配されたコバルトブルーのフレームがこの関係をさらに強調し、ムーブメントとケースを視覚的につないでいます。



両モデルにおいて、色彩はデザインを構成する不可欠な要素となっています。色彩によってそれぞれの層が際立ち、立体感が強調されるとともに、視線は外装からスケルトナイズされたキャリバーへ、そして最終的にはフライング・トゥールビヨンへと自然に導かれます。


キャリバーUT01:超薄型、軽量、強靭~Beating heart of the UltraFino Mase
黄金比に基づいて設計されたゴールド製ローターを備え、全面をオープンワーク仕様に製作されたダイヤルからその姿を覗かせるUT01自動巻きフライング・トゥールビヨンは、ウルトラフィーノ・トノーのアイデンティティの中心です。



わずか3.85mmという薄さのキャリバーは、グレード5チタンを用いて開発され、超薄型自動巻きトゥールビヨンに求められる軽量と優れた構造剛性を両立しています。
薄型設計を実現できた要因のひとつが吊り下げ式香箱です。さらに、わずか2.66mmの厚さに抑えられたフライング・トゥールビヨンには、磁気の影響を受けにくいチタン製ケージを採用しています。高度な耐衝撃システムにより、センターローターはムーブメントの薄型設計を損なうことなく、効率的な自動巻き上げを実現しています。
さらにビアンシェは、巻き上げと時刻調整のための特別設計による機構も開発。摩擦を低減し、操作時の感触を高めるとともに、巻き上げ機構におけるエネルギー伝達効率を向上させています。



UT01は60時間のパワーリザーブを備え、最大5,000Gの衝撃に耐えられるよう設計されています。これは、視覚的・機構的な洗練性だけでなく、アクティブな日常においても手首でその性能を発揮することを目指して現代にふさわしいトゥールビヨンを製造するという、ビアンシェの方針を表しています。スケルトナイズされたムーブメントブリッジにはそれぞれ手作業で面取りが施され、チタン製機構のエッジに光をもたらしています。



2つのセラミックモデルは、ディープブルーモデルにはブラック、ホワイトモデルにはコバルトブルーという対照的なPVD加工を採用することによって、さらに奥行きのある表情が加わりました。先進的なセラミック製の外装とチタン製ムーブメントの中心にある伝統的な手仕上げとの組み合わせは、現代の素材と高級時計の職人技は必ずしも別々の世界に属するものではないという、ビアンシェの理念を体現しています。


すべてはフォルムから
厚さわずか8.9mmのセラミック製ウルトラフィーノ・トノーは、ビアンシェの「Form Above All(フォルムがすべての始まり)」という哲学に基づいて設計されています。そのプロポーションと曲線には、ブランド創業以来メゾンのデザイン言語を形づくってきた黄金比とフィボナッチ数列から導き出された幾何学的な構造設計が取り入れられています。
一体型ブレスレットはトノーケースの流れるようなラインを分断することなく、そのまま手首に連続したシルエットを描き出しています。セラミックを採用することで、その一体感はより際立ったものとなります。ケースとブレスレットはひとつの彫刻的な造形を生み出し、サテン仕上げとポリッシュ仕上げの面が交互に現れることで、その建築的な構造に明確な輪郭を与えています。


ビアンシェ ウルトラフィーノ・トノー | ディープブルーセラミック

この素材は時計に独特の感触と存在感をもたらします。肌に触れたときの滑らかな感触に加え、日常的な使用による表面の摩耗にも高い耐性を備えるセラミックは、緻密に仕上げられた外装の美しい表情を時を経ても保ち続けます。どちらのモデルにもクイックリリース機構を備えたラバーストラップが付属し、それぞれの特徴的なカラーパレットに別の表情を加えています。


ウルトラフィーノ・トノー セラミック ディープブルー - ブレスレット組み合わせ

ディープブルー・セラミックにはブラック、ホワイト・セラミックにはコバルトブルーのストラップを組み合わせました。セラミックケースとラバーのコントラストはそれぞれの色彩的なアイデンティティを保ちながら、よりダイナミックな表情を引き出しています。


ウルトラフィーノ・トノー セラミックホワイト - ブレスレット組み合わせ

この2つの新作を通して、現代的なトゥールビヨンの芸術性を追求するビアンシェのビジョンが、時代を超えた幾何学によって造形された先進素材と、手作業による職人技、そして優れた機構的耐久性をひとつに融合させています。


【技術仕様】
ウルトラフィーノ・トノー セラミック ディープブルー(画像左)
ウルトラフィーノ・トノー セラミック ホワイト(画像右)
税込価格:各 15,730,000円

Case:ハイテクカーボン、ラバー製シーム
・サテン仕上げとポリッシュ仕上げの組み合わせ
・ケースサイズ:40 mm (W) x 47.5 mm (L) x 8.9 mm (H)
・防水性:5気圧/50m
Movement:ビアンシェ自社製キャリバーUT01(自動巻きフライングトゥールビヨン)
・グレード5チタン製
・ブラックPVD加工:ディープブルーセラミックエディション
・コバルトブルーPVD加工:ホワイトセラミックエディション
・厚さ:3.85mm
・フライングトゥールビヨンケージ厚さ:2.66mm
・パワーリザーブ:60時間
・耐衝撃性:5000G
・ゴールド製センターローター
・スケルトナイズされた手仕上げのブリッジ
Bracelets:ハイテクセラミック製一体型ブレスレット
・サテン仕上げとポリッシュ仕上げ
・クイックリリースのラバーストラップを付属



【BIANCHET(ビアンシェ)の 日本上陸記念イベントが、 10月3日・東京で開催決定】
BIANCHET(ビアンシェ) 日本上陸記念イベント
日 時:2026年10月3日(土)12:00 – 18:00(予約制)
会 場:Loun9ine / ラウンジナイン 青山パークナイン
住 所:東京都港区南青山3丁目4−8 B1階
形 式:時計展示・ご試着形式(着席スペースあり)

◆このイベントの開催に際しまして、ブランドのご厚意でWATCH MEDIA ONLINE読者の優先参加枠を作っていただけました。詳細につきましては弊社記事(https://watch-media-online.com/blogs/11732/ )を参照のうえ、参加を希望される方は、上記 記事中の登録フォームから、お申し込みください。
※予約登録の締め切りは9月25日・24時。申し込み多数の場合は抽選となります。
9月28日までに当落結果、招待メールがスイスプライムブランズ株式会社より届きます。



【お問い合わせ】
ビアンシェ日本総代理店
スイスプライムブランズ株式会社
TEL.:03-6226-4650



[BIANCHT(ビアンシェ)]
ビアンシェは、トゥールビヨンだけを追求するスイスの独立系ブランドです。ロドルフォ・フェスト・ビアンシェとエマニュエル・フェスタ・ビアンシェによって創設されたメゾンは、芸術的な機構への情熱、幾何学、美しさ、そして高性能によって作られる現代的な高級時計へのビジョンから誕生しました。ビアンシェでは、「すべてはフォルムから」という哲学のもと、フォルムがすべてを導き、機能はそれに応えるような考えで時計が製造されています。黄金比を指針として、すべてのタイムピースとムーブメントをゼロから自社で設計・製造。ムーブメントは高級時計の伝統に従い、すべて手作業で仕上げられています。調和のとれたプロポーション、現代的な機構設計、緻密な職人技、そして実用の場で発揮される高性能を融合させています。このビジョンの中心はトゥールビヨンです。その魅惑的な美しさ、躍動感あふれる機構美、そして卓越した機構の芸術的な美しさを体現する存在として選ばれたトゥールビヨンは、時の流れを目に見える、心を動かすものへと変えていきます。ビアンシェは、時代を超えた幾何学と現代の革新から着想を得て、構造、機構、素材が一体となったタイムピースを創り出しています。高級時計の伝統を基本に持ちながら、間違いなく現代的な雰囲気を持つ作品はどれも、熟練した技術と美的な調和が完璧なバランスで共存し、心を動かす存在として考えられています。