CZAPEK & CIEがジュネーブの創業の地に187年ぶりの旗艦店オープン~この原点回帰を記念し2つのタイムピースを発表
From : Czapek (チャペック)原点への回帰~ジュネーブに新たな旗艦店をオープン、その機会に誕生した2つのタイムピース
2026年9月、Czapek & Cie—(チャペック)は、フランソワ・チャペックがジュネーブの時計製造史にその名を刻む最初の一歩を踏み出した場所、ケ・デ・ベルク27番地に新たな旗艦店をオープンしました。
そして、ジュネーブ・ウォッチ・デイズの開催に合わせ、メゾンは新たな40.5mmのステンレススティールケースを採用した「ケ・デ・ベルク“ミッドナイト・イン・ジュネーブ”」と、CEOのザビエル・デ・ロックモーレルとマスターウォッチメーカー、ベルンハルト・レデラーの“コンプリシテ”から生まれた、わずか10本限定のプラチナモデル「プラス・ヴァンドームコンプリシテグレイシャー・ブルー」を発表しました。
ケ・デ・ベルクは、単なる住所ではありません。そこは、チャペックの物語が、蜂起に身を投じた亡命者から時計製造の名匠へと発展していった場所です。1839年、1830年のワルシャワ蜂起の失敗を受けてジュネーブへ逃れた、チェコ生まれのポーランド人時計師フランソワ・チャペックは、同じポーランド人とヴェルソワ出身の地元パートナーとともに、ケ・デ・ベルク29番地に、後に時計史にその名を残すこととなる最初の会社を設立しました。

その後6年間、この湖畔のアトリエは、当時もっとも名高いオート・オルロジュリーのタイムピースの数々を生み出す場所となりました。1845年に共同経営者たちが袂を分かつと、チャペックは同年5月1日にCzapek & Cieを設立。その後、パリのヴァンドーム広場に初の時計ブティックをオープンし、時代を代表する偉大な時計師のひとりとなりました。
それから約2世紀を経て、2015年に情熱あふれる起業家たちによって復活を果たしたCzapek & Cieは、まさにその同じ湖畔へと帰還します。

新しいジュネーブ旗艦店は、原点への帰還であると同時に、未来へ向けた新たな一歩でもあります。
それは、「未来を築くための最良の方法は、自分たちが何者であるか、その原点にしっかりと根ざし続けること」というメゾンの信念を体現するものです。

「最初のコレクションに“ケ・デ・ベルク”という名前を付けたときから、ケ・デ・ベルクに旗艦店をオープンすることは、長年抱き続けてきた当然の夢でした」と、CEOのザビエル・デ・ロックモーレルは語ります。

「ここは、チャペックだけでなく、ジュネーブにおける近代時計製造そのものが始まった場所でもあります。キャビノチェたちは、太陽の光を取り入れ、街の喧騒から離れるため、湖岸沿いの建物の上層階に工房を構えていました。2015年に復活したチャペックが発表した最初のコレクションは、まさにこの時代へのオマージュでした。ここへ戻ってくることは、私たちが何を大切にしているのかを示す、ひとつの意思表明なのです」

ブティックは2026年7月に一般公開され、ジュネーブ・ウォッチ・デイズ開幕前夜となる9月1日には、プレス、コレクター、地元の関係者、そしてメゾンの友人たちを招いたオープニングイベントが開催されます。Czapekは、ジュネーブ・ウォッチ・デイズ創設時からのオリジナルパートナーのひとつでもあります。
新しい時計空間のかたち
ケ・デ・ベルク27番地のブティックでは、Czapekが所有する店舗として初めて、デザインエージェンシーLive Teamsとの協働によって開発された新しいストアコンセプトが採用されています。このコンセプトは、2023年末にCzapek初の正規販売店コーナーで導入されていましたが、ブランド専用ブティックとして全面的に具現化されるのは今回のジュネーブ旗艦店が初めてとなります。

そのデザインは、伝統的な時計販売店の常識から意図的に距離を置いています。歴史あるジュネーブの街並みを直接想起させる荒々しい石壁に、アメリカンウォールナットの家具、ミッドナイトブルーのアルカンターラを組み合わせ、売買ではなく「対話」を中心に空間が構成されています。来店者とコレクションを隔てるカウンターはありません。その代わり、共有テーブルとオープンなディスプレイスタンドが設けられ、コレクターが自由に時計を眺め、腰を下ろし、発見し、自分自身のペースで時計と向き合うことができます。

ショーケースのコンセプトに携わったザビエル・ディートランの言葉を借りれば、それは一種の「時計芸術のギャラリー」です。空間を象徴するように配されるのが、ポーランド生まれの国際的アーティスト、オスカー・ジータによる「Rondo」作品です。鏡面に磨き上げられたスティールによる彫刻は、ジータ自身が「制御の中に偶然性を残す」と表現する手法によって、膨らみを帯びた独特のフォルムを生み出しています。それは、高度な技術によって形を導きながらも、素材そのものが自らの表情を見せる余地を残すという考え方です。その曲面に来店者自身の姿が映り込むことで、Czapekにおいてもっとも希少な存在は、いつの時代も時計そのものではなく、それを身につける人であるということを思い起こさせます。
専用のリビングルームスペースでは、時計製造やコレクター向けサービスについて、より深い対話を交わすことができます。
一方、メインギャラリーでは、入店した瞬間からCzapekの幅広いコレクション、キャリバー、そしてヴィンテージウォッチに触れることができます。このブティックは、ブランドがこれまで実践してきた考え方を、物理的な空間として表現したものです。
時計は取引の終点ではなく、関係の始まりである。
(参照:https://watch-media-online.com/blogs/11721/ )
オープン記念に誕生した2つのタイムピース
ケ・デ・ベルク“ミッドナイト・イン・ジュネーブ”~象徴的なモデルに始まる新たな章
2019年、Czapekがジュネーブに初の現代的なブティックをオープンした際、その記念として発表されたのが「ケ・デ・ベルク“ミッドナイト・イン・ジュネーブ”」でした。42.5mmのステンレススティールケース、深いブルーのアベンチュリン文字盤、そして7日間のパワーリザーブを備えたメゾン独自の手巻きムーブメント「キャリバーSXH1」を搭載した、18本限定モデルです。
今回、ケ・デ・ベルク27番地のオープンを記念し、Czapekはその原点となったモデルを再び蘇らせます。採用されたのは、ケ・デ・ベルクコレクションに第3のサイズとして新たに加わった40.5mmケースです。

ケースは、オリジナルモデルを特徴づける曲線的なシルエット、特徴的なラグの形状、そしてムーブメントを眺めることのできるサファイアクリスタル製ケースバックをそのまま継承しています。一方で、キャリバーを収めるためケースサイドの凹部には繊細な改良が加えられ、さらに幅広い手首のサイズに優れたフィット感をもたらすよう、ラグの傾斜も調整されています。

ダークブルーのアベンチュリンガラス文字盤は、その表面に星空を思わせる鉱物質の輝きをたたえ、このモデルの名称の由来ともなっています。この直径でアベンチュリン文字盤が採用されるのは今回が初めてです。アベンチュリンは、どのようなサイズであっても加工が難しく、複雑かつ脆く、妥協を許さない素材です。今回のサイズで特に大きな課題となったのが、スモールセコンドとパワーリザーブ表示のための窪んだサブダイヤルでした。アベンチュリンそのものを彫り込んで窪みを作るのではなく、メインダイヤルを完全に切り抜き、その下にある厚さわずか0.4mmのメタル製ベースプレート上にサブダイヤルを配置する構造を採用しています。開口部を通してその構造を見せながら、アベンチュリンの完全性を損なうことなく、Czapekならではの奥行きある仕上げを実現するため、あらゆる工程に極めて高い精度が要求されます。

2019年のモデルと同様、新作も18本限定です。この「18」という数字は、初代「ミッドナイト・イン・ジュネーブ」が誕生した、ジュネーブのコラトゥリー通り18番地にあったCzapek初の現代的ブティックの住所にちなんでいます。このモデルは、新しいジュネーブ旗艦店および世界各地の一部正規販売店にて販売され、即納が可能です。
プラス・ヴァンドームコンプリシテグレイシャー・ブルー ~ 続いていく友情
同じタイミングでCzapekは、「プラス・ヴァンドームコンプリシテ」の新たな表現となる「グレイシャー・ブルー」を発表します。Pt950プラチナケースを採用し、わずか10本限定で製作されるこのモデルは、CEOのザビエル・デ・ロックモーレルと、AHCI(独立時計師アカデミー)の創設メンバーでもあるドイツ生まれのマスターウォッチメーカー、ベルンハルト・レデラーとの友情から生まれた構造を受け継いでいます。

「プラス・ヴァンドームコンプリシテグレイシャー・ブルーは、何よりもまず、ひとつの友情の継続です」とザビエル・デ・ロックモーレルは語ります。
「このコレクションにその名を与えた、2人の独立した時計製作者の間にある、あの同じ“コンプリシテ”が続いているのです」

その中心では、2つの独立したテンプが互いに反対方向へ振動し、それぞれが独自の脱進機によって制御されています。12時位置に配置されたディファレンシャルが、2つのテンプの歩度差を調整。この自己調整型の構造は文字盤側から完全に見ることができ、今回のモデルではライトブルーのPVD加工を施したグレネ仕上げのメインプレート上に展開されています。そのクールな色調に合わせ、ファセットを施し鏡面研磨されたロジウムプレートのインデックスと、部分的にスケルトン加工されたソード型針が組み合わされています。

293個の部品から構成される自社製手巻き「キャリバー8」は、ディファレンシャルギアを備えたダブルエスケープメントとセンターセコンドを駆動し、72時間のパワーリザーブを実現。その残量は2つのテンプの間に表示されます。可変慣性テンプには、それぞれ4本の調整スクリューと4つのウェイトを装備。ブレゲ終端曲線を持つヒゲゼンマイは、もう一方のテンプと連携するよう調整され、2つの独立した振動体が、あたかも常に対話を続けるかのように機能します。

6個のルビーをゴールド製シャトンにセットした2本のサファイアブリッジによって、輪列全体が露わになります。裏側では、18か所の内角を手作業で面取りし、ブリッジとメインプレートにも手作業による面取りを施しています。これは、このモデルを実現するうえでベルンハルト・レデラーの協力が可能にしたエタブリサージュの精神を受け継ぐものです。このモデルは、新しいジュネーブ旗艦店および世界各地の正規販売店で販売されます。
【仕様】
ケ・デ・ベルク“ミッドナイト・イン・ジュネーブ”
Quai des Bergues Midnight in Geneva
RETAIL PRICE: ¥ 5,500 ,000 ( 税込予価)
限定:18 本の限定生産

MOVEMENT:Czapek キャリバーSXH1(オート・オルロジュリー仕様の自社製機械式手巻きムーブメント)
・2つの香箱による168 時間超( 7日間) のパワーリザーブ
・可変慣性テンプ
・振動数: 3Hz/21,600 VpH
・ムーブメントサイズ:径 32mm ( 14 1/4リーニュ)/厚 4.75mm
・コンポーネント総数: 160
・石数: 31
・FUNCTIONS:時・分表示
・7時30分位置にスモールセコンド
・4時30分位置に曜日表示を備えたパワーリザーブ表示
・FINISH: 輪列を見せるオープンワークのブリッジ
・ダブル・オープンラチェット、サンドブラスト仕上げのブリッジおよびメインプレート
・熱処理によるブルースクリュー、面取り、最終手仕上げによる面取り
・歯車のサーキュラー・グレイン仕上げおよびスネイル仕上げ
CASE:ステンレススティール
・ケースサイズ:径 40.5mm/厚 11.9mm ( 視覚的な厚さ: 9.5mm )
・ラグ・トゥ・ラグ: 47.67mm
・内側に無反射加工を施したカーブドサファイアクリスタル
・内側に無反射加工を施したサファイアクリスタル製ケースバック
・防水性: 50m ( 5気圧)
DIAL:ダークブルーのドーム型アベンチュリン文字盤
・Czapek のエレガンスを象徴する細長いローマ数字
・シルバーパウダーコーティングを施したスティール製フルール・ド・リス針
・曜日表示:英語
BRACELET
・ステンレススティール製ピンバックルを備えたアリゲーターストラップ
プラス・ヴァンドームコンプリシテグレイシャー・ブルー
Place Vendôme Complicité – Glacier Blue
RETAIL PRICE:¥ 28,050 ,000 ( 税込予価)
限定:10 本の限定生産
[特徴]
12 時位置にディファレンシャルギアを備えたオープンワークのダブルエスケープメント
ベルンハルト・レデラーとの“コンプリシテ”によって誕生

MOVEMENT:キャリバー8(ベルンハルト・レデラーとの共同開発による自社製手巻き)
・コンポーネント総数: 293
・オープンワーク
・ディファレンシャルギアを備えたダブルエスケープメント
・センターセコンド
・パワーリザーブ:約72時間
・振動数: 3Hz/21,600 VpH
・互いに反対方向へ振動する2つの可変慣性テンプ。それぞれに4本の調整スクリューと4つのウェイトを装備
・ブレゲ終端曲線を備えたヒゲゼンマイ
・ゴールド製シャトンにセットされた6個のルビーを備える2本のサファイアブリッジ
・FINISH:ブリッジとメインプレートに手作業による面取り
・18か所の内角を手作業で面取り
・FUNCTIONS: 時・分・秒表示/パワーリザーブ表示
CASE:サンドブラスト仕上げの肉抜きされたラグを備えたPt950 プラチナケース
・両面無反射加工を施したドーム型サファイアクリスタル
・ケースサイズ:径 41.8mm/ラグを含む厚 14.8mm/装着時の厚 13.3mm/視覚的な厚( ガラス除く) 8.8mm
・ラグ・トゥ・ラグ: 48.22mm /
・防水性: 50m ( 5気圧)
DIAL:ライトブルーPVD加工を施したグレネ仕上げのメインプレート上にオープンワークを展開
・ライトブルーPVD加工を施したサーキュラー・グレイン仕上げの時・分トラック
・部分的にスケルトン加工されたロジウムプレートのソード型針
・ファセットを施し鏡面研磨されたロジウムプレートのインデックス
BRACELET:Pt950 プラチナ製ピンバックルとチタニウム製フォールディングクラスプを備えたアリゲーターストラップ
【お問い合わせ】
株式会社ノーブルスタイリング
住所:〒153-8580 東京都目黒区三田1 1-4-ウェスティンホテル東京1F
電話番号:03-6277-1604
FAX:03-6277-1689
メールアドレス:info@noblestyling.com
[Czapek & Cie]
Czapekは、19世紀に活躍したチェコ生まれのポーランド人時計師、フランソワ・チャペックの精神を受け継ぐ現代の時計メゾンです。1832年、チャペックはワルシャワの政情不安を逃れてジュネーブへ移り、1830年代を通して複数の事業を立ち上げました。
1845年にCzapek & Cieを設立した後、ナポレオン3世の皇室御用達となり、パリのヴァンドーム広場に初の時計ブティックをオープンしました。Czapek & Cieの名は2015年、メゾンの伝統とクラフツマンシップを復活させようとする時計愛好家たちによって蘇りました。1850年代のCzapek & Cieの懐中時計から着想を得た最初のコレクションの代表作「ケ・デ・ベルク33bis」は、2016年のGPHG(ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ)でパブリックプライズを受賞しました。2020年には、Czapek初の自社製ムーブメントを搭載するスポーツ・シックコレクション「アンタークティック」を発表。今日、Czapekのオート・オルロジュリーは、独創的なデザイン、高品質なクラフツマンシップ、そして少量生産によって知られています。
ジュネーブに本社、ラ・ショー・ド・フォンにマニュファクチュールを構えるCzapekは、現代的な方法でエタブリサージュという概念を徹底して守り続けています。
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