チャペック「レキュム・デ・ジュール」~フランス人作家ボリス・ヴィアンの小説『日々の泡(L’Écume des Jours)』から着想を得た新作を発表
From : Czapek (チャペック)レキュム・デ・ジュール:睡蓮と音楽を巡るプロムナード
Czapek & Cie(チャペック)は、ステンレススティール製の18本限定モデル「Promenade L’ÉCUME DES JOURS(プロムナードレキュム・デ・ジュール)」を発表します。ブルーエナメル、マザー・オブ・パール、ジェイドを幾層にも重ねた文字盤の上を、チタニウム製の睡蓮型セコンド針が巡り、自社製キャリバーSXH5.1がその動きを支えます。
2024年の発表以来、プロムナードコレクションは、チャペックのラインナップの中でも最も内省的な世界を担ってきました。見せるためではなく、静かに思いを巡らせるために生まれたドレスウォッチであり、文字盤は物語を紡ぐためのキャンバスとなります。「レキュム・デ・ジュール」で、そのキャンバスは初めて文学へと向けられました。その名も、イメージも、精神も、フランス語文学の中でひときわ異彩を放つ一冊の小説から受け継いでいます。

ボリス・ヴィアン――型破りなエンジニア
ボリス・ヴィアン(Boris Vian、1920–1959年)は、第二次世界大戦後のフランスにおいて、絶えず新たな創造へと駆り立てられた、最も多才な人物のひとりです。工学を修めたエンジニアであり、ジャズ・トランペット奏者、作詞作曲家、そして小説家でもあった彼は、複数の筆名を自在に使い分けたのと同じように、さまざまな分野を軽かに行き来しました。
1947年に刊行された『日々の泡(L’Écumedes Jours)』は、コランとクロエの物語です。病によって、そして自らの想像力の重みに耐えかねて歪んでいく世界によって、ふたりの愛は引き裂かれていきます。小説に登場するふたつの発明は、それ自体が広く知られる文化的アイコンとなりました。ひとつは、奏でられた音楽の雰囲気に合わせてカクテルを作り出すピアノ「ピアノカクテル」。もうひとつは、クロエの肺に根を張る睡蓮です。それは、愛と同じように儚く、やがて象徴する病と同じように抗いがたいもののメタファーとなっています。
睡蓮と音楽が息づく文字盤
「レキュム・デ・ジュール」の文字盤は、パール調のマザー・オブ・パールを探究することから始まりました。開発を重ねる中でプロジェクトは進化し、チャペックのデザイナー、クロエ・デビオルは、小説を象徴するふたつのモチーフを中心に据えた文字盤を提案しました。フランジを取り巻くのは、ピアノの鍵盤をかたどったリング。コランが生み出した、カクテルを作る楽器「ピアノカクテル」をグラフィカルに表現しています。そして「グット・ドー」モデルを象徴する4時30分位置では、クロエへのオマージュとして、睡蓮の花が秒を刻みます。

この文字盤は、チャペックマニュファクチュールのふたつのパートナー、ドンツェ・カドランとアトリエMD’Artとの協働により実現しました。ベースとなる「グット・ドー」のエナメル文字盤はドンツェ・カドランが製作し、ロゴは銀色のパウダーデカールによって施されています。続いてMD’Artの職人が、マザー・オブ・パール製リングと、秒表示の下に配されるジェイド製ディスクを収める凹部をレーザーで彫り下げます。リングの黒鍵は手作業で彩色され、リングとジェイド製ディスクはいずれも手作業で固定されます。さらにジェイドにはレーザー加工を施し、秒目盛りを刻みました。

睡蓮型のセコンド針は、軽量で針を滑らかに回転させられるチタニウムからレーザーで切り出され、ミニアチュール・ペインティングで仕上げられています。ムーブメントへの組み付け時に、ジェイド製ディスクの中心へと据えられます。

「私は昔からボリス・ヴィアンの熱心な読者でした」と、Czapek & Cie CEOのザビエル・デ・ロックモーレルは語ります。
「彼の奔放な幻想と想像力、そして反骨精神とシュルレアリスムの精神は、私の青春時代を貫き、何でも実現できるのだという思いを心に刻みました。当時、発表を検討していた時計が完成に近づき、パール調のマザー・オブ・パールが目を明るく照らすのを見たとき、ごく自然に『L’Écumedes Jours』という名が思い浮かびました。私は、せめて自分自身を納得させるために、海へメッセージボトルを投げ入れるような気持ちで、コエリー・ボリス・ヴィアンに連絡を取りました。すると、ほとんど間を置かずに返事が届き、その先にチャペックの創造の言語を共有する人々がいると知ったのです。その驚きを想像してみてください。私たちは、自らが愛するものを映す鏡にすぎないのです」

自社製キャリバーSXH5.1
本作は直径38mmのステンレススティール製ケースに収められ、ドーム型サファイアクリスタルとサファイアクリスタル製ケースバックの両方に無反射コーティングを施し、5気圧(50m)の防水性能を備えています。ダークブルーのヌバックストラップが標準装備され、別仕様としてステンレススティール製ミラネーゼメッシュブレスレットも用意されています。サファイアクリスタル製ケースバック越しに姿を現す自動巻きキャリバーSXH5.1は、スイスレバー式脱進機と4個のゴールド製慣性ブロックを備えた可変慣性テンプを搭載し、毎時28,800振動(4Hz)で作動します。動力を生み出すのは、リサイクル950プラチナ製マイクロローター。

8Nmmのトルクを生むシングルバレルに作用し、約60時間のパワーリザーブを実現します。ムーブメントは直径30mm、厚さ4.2mmで、127個の部品と26石で構成されています。フランソワ・チャペックが19世紀に製作した懐中時計から着想を得た7枚のスケルトン加工ブリッジを備え、オープンワークを施したラチェット、サンドブラスト仕上げのブラックブリッジ、面取りされたエッジ、直線状の筋目仕上げを施した側面によって仕上げられています。

パリで奏でる序章
発売に先立ち、「レキュム・デ・ジュール」はパリのムーラン・ルージュにおいて、世界各国のプレスに披露されます。そこには、ボリス・ヴィアンが暮らしたアパルトマンがあります。まず、作家の遺産を管理するニコル・ベルトーの案内でアパルトマンを見学し、その後、同じ会場でカンファレンスと昼食会が行われます。18本の時計はそれぞれ、モデル名の由来となった小説を一冊収めた特別仕様のボックスに入れて納品されます。チャペック「プロムナードレキュム・デ・ジュール」は、世界各国のチャペック正規販売店、ジュネーブのブティック、およびczapek.comにて販売されます。
【仕様】
プロムナードレキュム・デ・ジュール
PROMENADE L’Écume des jours
価格:¥ 7,040 ,000 ( 税込予価)
限定:18 本の限定生産
[特徴]
38mm のステンレススティール製ケース。
ブルーエナメル、マザー・オブ・パール、ジェイドを幾層にも重ねた文字盤に、レーザーで切り出し、ミニアチュール・ペインティングで仕上げたチタニウム製の睡蓮型セコンド針を配置。
マイクロローターを備えた自社製キャリバーSXH5.1 を搭載。

CASE:ステンレススティール製ケース
・ケースサイズ:直径 38mm / 厚 10.8mm
・ラグ・トゥ・ラグ( 12時位置から6時位置): 42mm
・無反射コーティングを施したグラスボックス型サファイアクリスタル
・内面に無反射コーティングを施したサファイアクリスタル製ケースバック
・防水性能: 5気圧( 50m )
FUNCTIONS
・時・分表示
・スモールセコンド( 4時30分位置)
MOVEMENT:キャリバーSXH5.1(自動巻き)
・スモールセコンドを備えたチャペック自社製自動巻き機械式ムーブメント
・ムーブメントサイズ:直径 30mm ( 13¼ リーニュ)/厚 4.2mm
・部品数: 127 個
・石数: 26石
・スイスレバー式脱進機、4個のゴールド製慣性ブロックを備えた可変慣性テンプ
・振動数:毎時28,800 振動( 4Hz)
・巻き上げ機構:リサイクル950 プラチナ製錘を備えたマイクロローター
・パワーリザーブ:約60時間( シングルバレル)
・香箱トルク: 8Nmm
FINISH
・オープンワークを施したラチェット
・サンドブラスト仕上げのブラックブリッジ
・面取り
・側面の直線状の筋目仕上げ
DIAL:「グット・ドー」のエナメル文字盤をベースに、複数の素材を重ねて構成。
・手作業でピアノの鍵盤を描いたマザー・オブ・パール製リング
・秒目盛りを形成するレーザー加工を施したジェイド製のリーフディスク、そしてチタニウムからレーザーで切り出し、ミニアチュール・ペインティングで仕上げた睡蓮をセコンド針として配置
・フランス人作家ボリス・ヴィアンの小説『日々の泡( L’Écume des Jours ) 』から着想
・ドンツェ・カドランおよびMD’Artとの協働により製作
BRACELET:ダークブルーのヌバックレザーストラップ
・ステンレススティール製ミラネーゼメッシュブレスレットも選択可能
【お問い合わせ】
株式会社 ノーブルスタイリング
住所:〒153-8580 東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京 1F
電話番号:03-6277-1604
FAX:03-6277-1689
メールアドレス:info@noblestyling.com
[Czapek & Cie】
Czapekは、19世紀に活躍したチェコ生まれのポーランド人時計師、フランソワ・チャペックの精神を受け継ぐ現代の時計メゾンです。1832年、チャペックはワルシャワの政情不安を逃れてジュネーブへ移り、1830年代を通して複数の事業を立ち上げました。1845年にCzapek & Cieを設立した後、ナポレオン3世の皇室御用達となり、パリのヴァンドーム広場に初の時計ブティックをオープンしました。Czapek & Cieの名は2015年、メゾンの伝統とクラフツマンシップを復活させようとする時計愛好家たちによって蘇りました。1850年代のCzapek & Cieの懐中時計から着想を得た最初のコレクションの代表作「ケ・デ・ベルク33bis」は、2016年のGPHG(ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ)でパブリックプライズを受賞しました。2020年には、Czapek初の自社製ムーブメントを搭載するスポーツ・シックコレクション「アンタークティック」を発表。
今日、Czapekのオート・オルロジュリーは、独創的なデザイン、高品質なクラフツマンシップ、そして少量生産によって知られています。ジュネーブに本社、ラ・ショー・ド・フォンにマニュファクチュールを構えるCzapekは、現代的な方法でエタブリサージュという概念を徹底して守り続けています。
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